皆さん、こんにちは(^▽^)/
今回は、mont-bell(モンベル)の焚き火台【フォールディングファイヤーピット】を何度か使う機会がありましたので、良い点や悪い点など使用感をレビューします!
結論から先に言うと≪とにかく手のかからない子!≫
良くも悪くもこれに尽きるかなーってのが私の感想です。詳しくは後の方でも書きますが、ほったらかしにしていても薪はずっと燃えているので、何かすることが無いぐらい。それでも十分に満足できる良い焚き火台ですので、詳しくご紹介していきます!
使ってみて感じた良かった点!
私自身、このフォールディングファイヤーピットは初めての焚き火台です。レビューと言っても他の機種との比較は実体験としてしていませんので、イメージとして焚き火台はこんなんだろなって想像込みの部分もあります。その分、焚き火初心者の方には近い立ち位置でご紹介できると思いますので、参考にしてみてください!
収納状態が薄い&かさ張らない
こちらの写真が焚き火台本体とロストルです。焼き網も付属していますが、この時は使用しなかったので別のところの置いています。見ての通り、薄いので収納に困りません。荷物が多くなりがちなファミリーキャンプにはこの薄型はありがたいです。収納袋の状態など焚き火台自体は「mont-bellの焚き火台【フォールディング ファイヤーピット】ゲット!」で紹介していますので、こちらもご覧ください。
※ちなみにロストルは1回の使用で結構変形します。曲げ形状と板厚を考えれば当然なのですが、くねって曲がります。使用するのには特に影響ないので、そのまま使えますが、一応情報として(笑)
圧倒的な空気循環!
この空気循環に関してですが、モンベルも『強力なドラフト効果』と売り文句にしていて、いざ使ってみると”なるほど、確かに…。”と思わせるだけのことはあります。他の人の焚き火の様子なんかもチラチラ見ることも多いのですが、一定数の方は火吹き棒を使ったり、うちわでパタパタあおいだりしている方もいらっしゃいます。この焚き火台の場合、ほぼ不要と言ってもいいぐらいです。
出典:モンベル | オンラインショップ | フォールディング ファイヤーピット (montbell.jp)
こちら引用のように二次燃焼を促進する二重構造と、ドラフト効果を発揮する深型構造。これらの構造によりガンガン空気(酸素)が入ってくるので、何もしなくても新鮮な空気が下側から供給されるため、とにかく安定して燃える(笑)
だから火吹き棒が不要と言ってもいいぐらいなんですよね。使ってみると分かりますがホントにガンガン勝手に燃えてく感じです。
うまく写真が撮れなかったのですが、側面の穴から炎が出ているのわかりますか?これが二次燃焼らしいです。炎のサイズが焚き火台より高くなる+薪の量が焚き火台の半分以上の高さにある、という条件が必要ですが、その状態でしたら、すごくきれいな炎が上がります。
※アイキャッチ画像がまさにその状態!
焚き火中の火や薪の手入れが不要
これは良い点にも悪い点にも両方当てはまるのですが、焚き火中はあまりやることが無いんです。ある程度のサイズまで火が育てば(ここも楽ちんなのですが)、あとは定期的に薪を追加するだけで、安定的に火が燃え続けてくれます。
参考までに我が家での焚き火の手順をご紹介します!
焚き火台をセットしたら、天然の着火剤:松ぼっくりを中心に置いて、その周囲にバトニングした細かい木を配置します。焚き付け用の細い木は何本か作っておきます。最初の着火用の他にも、火が付いた後の投入用も含めて徐々に太くなるように数種類(数本ずつ)は作っておいた方がいいですね!
こちらは最初に準備してもいいのですが、フェザースティックを作るのと、麻紐をほぐして”もじゃもじゃ”を作る作業です。フェザースティックに麻紐をほぐしたものを巻き付けて”木材の綿あめ”(笑)を作ります。火がうまく着火しなかったときのために、フェザースティックは何本か作っておきます。
我が家の着火はメタルマッチです。使ってみて思いましたが、子供でも使おうと思えば使えますし、ライターとかより安全かも?とか思ったり。火花は飛び散りますが麻紐のような燃えやすいもの以外には着火しづらいため、逆に子供に使わすにはこっちの方がいいかもしれない、とか個人的には感じたりしています。(もちろん横で監視は必須です)
我が家では、小学生の息子くんに着火作業はお願いしています。
(火花が飛び散る写真がうまく撮れませんでした)
焚き火台の中で作業すると、どうしても狭くて作業性が悪いので、我が家は外(焚き火シートの上)で着火作業を行います。メタルマッチはどうしてもシュバっとするときに手を動かすため、狭い場所での作業には不向きです。広い場所で着火した後に火のついた木を移動する方が簡単です(笑)
最初にセットしておいた松ぼっくり付近に、先ほど着火したフェザースティックを重ねます。木材が湿っていたりしなければ、おそらくこれだけでどんどん火が移っていくので、あとは徐々に木を追加しつつ、少しずつ大きい(太い)薪に切り替えていけばいいだけです。
ちなみに杉の葉なんかも火がぼわっとでやすいので、初期の着火にはおススメです。なお、フェザースティックを作るときに失敗した端材(間違って削り落としてしまった木の欠片とか)も捨てずに置いておけば、この時に一緒に投入してしまいます。こんな感じで徐々に投入する木材を増やしていけば、あとは放置!
ちなみに、この写真の状態に火が育つまで、火吹き棒などは一切使用していません。(そもそも持っていません)
ただひたすら木を投入し続けるだけです。実際に試したわけではありませんが、最初に着火さえしてしまえば、おそらくそこそこの量の薪を投入してもちゃんと燃える気がします。
後片付けが楽ちん!
こちらは終盤戦の状態ですが、トングとかでガシガシ潰さなくても、自然とこんな感じにバラバラになって燃えてくれますし、このまま放置していると、ほとんどが白い灰になっていきます。その為、そのままポイっと灰捨て場に中身を捨てるだけで完了です。
※うちの場合、火消し壺に一旦灰は集めて置いて、翌朝に火消し壺を灰捨て場に持っていく形にしています。翌日に焚き火をしないのであれば、その日のうちに焚き火台を片付けてしまえるので大抵こうしています。
使ってみて感じた悪かった点!
もちろん良い部分だけでもなく、若干微妙だと思われる部分もありました。注意点というかそこら辺についても書いておきたいと思います。
値段が高い!
この部分の判断は個人差があると思いますが、焚き火台ランキングの上位常連のUNIFLAME/ファイアグリル
良いものはそれなりの値段がするのは当然ですし、購入しての後悔は全くありませんが、結構悩んだのも事実です。
少し追加するなら、欠品が多くてすぐに購入できないことも。
仕方ない部分もあるのですが、ちょびっとマイナスポイントですね。
手がかからなすぎる…。
これは良い点でも述べていますが、本当に手がかからないんですよねー。いわゆる”火をいじる”って作業が少ないので、焚き火の楽しみをそこに期待している方なんかには不向きだと思います。
火吹き棒を使うこともなく、細い木に着火さえしてしまえば、適当に薪を積んでおけばあとは勝手に燃えてくれます。小学生の息子くん&お嬢に薪の投入はお任せしていても、消えることも無く燃え続けていました。むしろ薪を入れすぎて炎が大きくなりすぎることがあるぐらいのときもあります。また、深型なのもあり、少量の薪だと炎が箱に隠れ気味になるので、離れて鑑賞するには結構薪を入れないとダメかも。
焚き火のスタイルによって向き不向きの分かれるタイプの焚き火台だと思います。
暖を取るには不向き
箱型&深型の構造のため仕方がないのでしょうが、暖を取るのには向いていません。
熱はドラフト効果の影響で上へ上へと上がるので、焚き火台の真上に熱が集中します。そのため、焚き火台の周囲が暖かくなるのは結構近くのみ、という状態になります。夏場とかにはちょうどいいかもしれませんが、寒い時期に手をかざして暖まろうとしても、かなり近くに寄らないと暖かさは感じにくいと思います。これも先ほどの手のかからない点も含めて、焚き火スタイルがどのタイプによって好みが分かれる部分です。
家族4人で焚き火台を囲んでトランプが普通にできていたので、逆に便利な部分でもあります。使い方次第ですね!
良い点・悪い点など感じたところを数点書いていますが、最初にも書いた通り≪とにかく手のかからない子!≫というのが適切な評価なのかなーと思います。繰り返しになりますが焚き火スタイルによってこれが良くも悪くも、という形になっていきます。ALLステンレスなのでガシガシ洗いやすいし、炎も綺麗に上がるタイプだと思うので、炎の揺らめきを鑑賞するにはおススメできます!
これから焚き火台の購入を検討している方は、参考にしてみてください!
購入品
最後までご覧いただきありがとうございます。