【Husqvarna】ハチェットH900のレビュー/薪割り用に最適!

Husqavarna-H900

皆さん、こんにちは(^▽^)/

今回は少し前に購入した、ハスクバーナ(Husqvarna)のハチェットH900のレビューです。
様々なところで”薪割りには何の道具が最適か?”的な論争はありますが、私もそんな記事を色々読みながら結構悩みました。元々ナイフとしては入門用にモーラナイフを1本持っているのですが、ナロータングなのもありバトニングに少し不安を感じていました。広葉樹だとやはり太刀打ちできないのも事実で、広葉樹があれば、ほぼそのまま焚き火台に放り込んでみるなど諦めていた部分もあります。

そのような経緯なども含めてご紹介してきたいと思います。

目次

ナイフか鉈か斧か?

焚き火にまつわる記事でよくあるのが、この3択(もしくは2択)です。
この点に関しては、私もかなり悩みました。それなりに詳しいであろう方々が本当に真逆にことを言っていることもあり、素人としては『どっちが本当なの??』と迷う事なります。もちろん皆さん善意でその方々なりにこれがベストだと思われることを書かれているので、たぶん両方本当(で両方半分嘘)なんだと勝手に解釈しています。

要は、使う人の考え方と使い方次第!

それっぽくまとめてみましたが、私としては次のような考えで着地しました。

  1. 数回の焚き火にナイフ(ナロータング)1本でチャレンジしたが、たぶん無理
  2. 基本的にファミリーキャンプなので、積載にはそこまで神経質になる必要はない
  3. 鉈と斧なら見た目的に斧が好き(笑)

焚き火台を購入してから数回キャンプでナイフ1本で薪割り(バトニング)をしていましたが、針葉樹ならほぼ問題無し、広葉樹はまず無理、というのが正直な感想です。フルタングナイフは使用したことがありませんので、もしかしたら多少違ったかもしれませんが、それでも感触的にはナイフだけで広葉樹は厳しいかなというのが素直な感想でした。また、ファミリーキャンプなので基本的に車での移動ですので、斧や鉈が1本増えたところで積載の部分に関して致命傷にはならないという点もあります。ソロキャンプで車以外(バイクとか)とかのケースだと積載は重要になってくるでしょうから、私のケースではその点もパスできる状態です。

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そして最後に、何より見た目的に斧がかっこいいし、欲しい!
(これ重要ですね!)
という訳で斧を購入する方向で考えていく事になりました。

ちなみに私が最初に購入したナイフはこちらです。

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斧の種類について

斧を購入する方向で固まりましたので、次はどんな斧を選択するかです。
斧にもたくさん種類があるのを物色しだして初めて知ったりしたのですが、大雑把に分けると次のような分類みたいです。

  • ハチェット→短めの柄で木を繊維に沿って割ることができる斧
  • アックス→長めの柄で木の繊維を横方向に割ることができる斧
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ハチェットがハンドアックとも呼ばれ(厳密には違うみたいですけど)、昔々の投擲武器にもなってたやつで、アックスが肩に担いで持ち運んでたやつですかね。
金太郎さんが持ってたやつ(笑)

ナイフでのバトニングの代替えとして検討するなら、当然ハチェット一択です。あとはどのような斧を選ぶかを考えていく必要があります。ちなみに他には和斧/洋斧の分類や他にももっと細かい分類があるようなのですが、私の知識では説明できませんので、その点の説明に関してはこの記事では触れません。
(詳しい方がたくさん記事をあげられていますので、そちらをご覧ください…。)

それではどんな斧を選ぶ?

  1. 柄の材料は木材かその他のものか
  2. 柄の長さ(取り扱いやすさや破壊力)をどうするか
  3. メーカーにこだわりはあるのかどうか

主な検討項目はここらを中心に考えました。そもそも我が家での用途はアウトドア用(焚き火)なのですが、ぶっちゃけ薪とかってある程度割った状態のものなので、別に割らなくても使用できるんです。もちろん焚き付け用の細かく割ったものは必要ですが、それこそナイフでバトニングすれば十分。

でも斧で薪割りしてみたい!

はい、これですよね(笑)
大事です。あとは息子くんが触るかどうかですが、経験させてあげたいというのもあるので、一応子供が使うことも想定しておこうかと思います。あとは保管など含めた取り扱いを考えると、意外に候補は絞れちゃいました。

子供が扱えるように、という点で考えると軽くて短い(でもヘッド部分の重量は多少確保してほしい)ものになってきます。そうなると柄の部分は木材ではなく樹脂系(強化プラスチックなど)の方が有利。そんな斧をラインナップとして出しているのは海外メーカーの方が(たぶん)多い?ので、実はこの時点でほぼ選択肢はだいぶ少なくなってたんですよね。

で、ハスクバーナ:H900と共に、最後まで候補に残ったのがこちら。

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さらに小型なので子供でも扱いやすいかなーって思って検討していました。しかも背中側には小枝を割りやすい溝(?)とかあるし!こういう細かいギミックって惹かれますよね(笑)
ただ、結果的にやっぱ小さいってのが少し引っ掛かりました。斧を検討し始めたのって、ナイフだと広葉樹相手だとしんどいよねってのが理由でした。そういう意味だと全長275mmってちと不安がありました。破壊力って意味でかなりナイフ寄りな斧かなーって。将来的にはともかく今はまだかなって(笑)

と言う訳で【Husqvarna】ハチェットH900を購入しました!!

H900ってどんな立ち位置の斧?

H900を購入したのですが、たまたまハスクバーナのHPを見ていたらちょうどいい分かりやすい分布図がありましたのでご紹介します。

ハスクバーナ分布図
画像出典:ハスクバーナ|チェンソーなどの農林、造園機器メーカー (husqvarna.com)

何て分かりやすい分布図!!
H900を購入したこと自体は全く後悔していませんが、買う前に知っておきたかった(^_^;)
※知りませんでしたが「キャンプ用斧」なんてのもあるんですね。

これによればH900は【柄の長さはかなり短め+アウトドア向け】という位置づけですね!
私が使う用途としてちょうどいい所ですね。キャンプ用ドンピシャでした(⌒∇⌒)

それではH900をご紹介します!

全体(カバー付)

husqvarna-H900-全体1
husqvarna-H900-全体2

柄の部分が木製のものと違ってメカニックというか印象が全然違います。全体が強化プラスチックで作られているそうなので、とにかく軽いですね!あとは水濡れなんかもまったく気にしなくていいのは非常にポイント高いです。
また、刃カバーがついているので、このまま収納しても他のものを傷つけることはありません。カバーは正面側からの写真を見て頂ければわかるかと思いますが、刃先と柄の部分の2点とで引っかけているだけなので、柄の部分を少し広げてあげると外れます。カバーの刃側は持ち運びができるように丸めに成型されているため、一応ここを持って運べるようになっています。
※カバーの方は耐久性に少し不安が残る作りなので、数年様子見ですかね(^_^;)

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ただ、この刃カバーは少し好みが分かれる部分かもしれません。
無駄に面積を取ってしまっているのと、持ち運び用のグリップが若干微妙なんですよね。重心の都合でグリップを握ってもかなりヘッド側が重いので、結局柄の方を握ってしまいます。

ヘッド部分

husqvarna-H900-ヘッド1

ヘッド部分の形状の写真です。
刃の形状を側面側から見たらこのような感じです。900g/34cmの印刷が入っています。種類が分かりやすいですね。プラスチック部分と鉄の部分がどうやって接続されているのかは不明です。また、刃はテフロン加工(よくフライパンとかにされてるやつ)が処理されているので錆にも強いみたいです。
オフィシャルHPによると、ヘッド部分の重量は700gらしいので、この斧の重量の大半はこのヘッド部分になります。
※そのため刃カバーのグリップを持ってもバランスが悪いんです。

husqvarna-H900-ヘッド2

ちなみに刃の反対側はハンマーの代わりに使えるような構造になっています。ただ、使うシーンがどれぐらいあるのかは少し微妙な気もします。ペグ用のハンマーは別で持ってるので、そのハンマーじゃ太刀打ちできない時ぐらいでしょうけど、今のところそんなシチュエーションには出会ってないですね(笑)

刃の形状

husqvarna-H900-刃

トップから撮影したものですが、刃の形状はこのような形です。
数回使用した後ですが、指の上に刃先を置いても切れることは無い程度です。用途として左右に割り裂くような形だから楔みたいな形状になっています。もちろん指を置いても切れないとはいえ、振り下ろせば一瞬でアウトな破壊力はあるので、取り扱いには十分注意が必要です(笑)

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最初使い始めたときは、力加減が分からなくて軽めに振っていたため、中々薪に食い込まなくて苦労しました(^_^;)
やはりある程度のスイングスピードで振り下ろさないと刃先が鋭利ではないので、食い込まないんですよね。

グリップエンド

husqvarna-H900-グリップエンド1

グリップエンドからの写真です。
見ての通り、柄の内部は中空になっています。だから軽いんですね!使ってみた感触ですが、中空だからと言って弱いということは無かったです。強度面の不安はあまり感じませんでした。また、エンド部分は少し膨らんだ状態ですので、すっぽ抜けるという事も少なそうです。

husqvarna-H900-グリップエンド2

柄の部分の内、一番握る部分だけ少し質感が違います。
ソフトグリップということで、滑りにくい材質になっています。これは結構ありがたいですね。どうしてもプラスチック系の材質って表面はどうしても滑りやすいので、安心できる部分です。

使い勝手なんかは?

購入後に2回ほどキャンプで使用しましたが、使い勝手は問題無しです!

今まではナイフ1本で細かく木を割っていましたが、広葉樹も一応何とか割れます。途中でも少し書きましたが、まだまだ力加減なんかをつかみ切れていないので、練習はまだまだ必要ですが(笑)
また、何より短めで軽い(ヘッドだけ重い)ので、扱いが非常に楽ですね。男性なら余裕で片手で扱えますし、大人の女性でも片手で大丈夫かと(たぶんです)。

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11歳の息子くんにも使わせてみましたが、さすがに両手です。
でも見てるこっちがドキドキするから疲れますけど(笑)

ただ、フェザースティック作りとかはちょっと難しいかと思います。そこまで薄い刃ではありませんし、あくまで木を割る(裂く)ための道具という位置づけです。その代わり木を割るのは気持ちいいですね!ナイフでバトニングするのとは全然違います。パッカーンって割れる瞬間は斧ならではです!

と言う訳で、ハスクバーナ:H900のご紹介でした。
私自身、斧を使うのは初めてでしたが、手に負えないということも無く、薪割りの幅が広がりました。焚き火・薪割りのスタイルは色々と人それぞれかと思いますが、ファミリーキャンプには有りだと思います。ソロキャンなどのミニマムスタイルには流石に不向きですが、車で行くキャンプなら全然OK。

それでは、皆さんご参考にしてください。

購入品

最後までご覧いただきありがとうございます。

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