皆さん、こんにちは(^▽^)/
今回ご紹介するのは、アウトドアチェアなのですが、DODから販売されている【スゴイッス】です。アウトドアチェアは各社様々なタイプが出ていますが、多機能(脚部の長さが可変)&かゆい所に手が届く&サイズが大きい、と言う点で他の製品よりかなり”抜きんでた存在”だと思います。アウトドアチェアはキャンプにおけるマストアイテムに位置するものですので、自分に最も合ったものを見つけることができるかどうかで、キャンプでのくつろぎ具合も変わってくる可能性があります。そのため、チェア探しの旅は泥沼になる危険性をはらんでいますが、そんな旅の参考にしてみてください。
それでは早速【スゴイッス】の紹介に行きたいと思います!
収納状態
まずは収納状態のご紹介です。
一般的なアウトドアチェア(ローチェア)と違い、少し大きめの手さげタイプになります。重さは特筆するほど重くも軽くもないのですが、収納状態の大きさは少し注意が必要です。
- 幅 39cm
- 高さ 46cm
- 厚み 11cm
面積的には大きくなりますが、厚みが薄いのはその分便利なポイントです。ちょっとした隙間に入れやすくなります。収納ボックスなどの横に少しの隙間があるなら、そういう部分に収めやすいです。一般的なアウトドアチェア(ローチェア)の収納状態は直方体ですので、収納場所(特に車への積載)に対する考え方は考え直さないとダメです。
こちらが内容物と形状です。収納袋とフレームのサイズを見比べて頂くと分かるかと思いますが、収納袋はかなり余裕のあるサイズになっています。ちなみに取っ手部分(折り返している部分全体)はベロクロになっています。他のアウトドアチェア(ローチェア)の収納はコンパクトになることを優先しているケースが多いので結構ギリギリのサイズ感ですが、こちらはかなり余裕があるので、何ならチェア以外のものも入れようと思えば可能です。
フレームの組み立て
スゴイッスのフレームについては、形状が少し独特です。最初からベース部分は四角いフレームになっているので、足の部分の組み立てと座面の組み立てを別々に行うイメージです。
写真の左右が足部分になり、手前が背面・奥側が座面になります。脚部のパーツはプラスチックパーツで固定(C形の固定材)されているので、取り外せばショックコードで繋がっているので通常のローチェアと同じような組み立て方です。
※プラスチックパーツ自体はベースフレームに固定されています。
こちらが座面・背面のみ組み立てた状態です。後ほどご紹介しますが、このまま本体生地を取り付けてしまえば”焚き火スタイル(座椅子)”でのチェアになります。
脚部まで組み立てた状態です。こちらも後ほどご紹介しますが、脚部パーツは長さが可変ですので、自分のスタイルに合わせて長さを調整することが可能です。
※収納時はロースタイルになります。
※本体生地を取り付けた後でも変更可能です。
本体生地の取り付け
本体生地の取り付けは一般的なアウトドアチェア(ローチェア)と同様に背面側の差込口にフレームの先端を差し込むタイプです。生地自体が少し余裕を持ったサイズになっているようなので、そこまで力は不要です。
ただ、差し込みポケットの長さが少し短いため、きっちり奥まで差し込まれているかは確認が必須だと思います。奥まで差し込まれていない場合、本当に抜けるかも?と思ってしまう長さです。
背面・座面の計4か所を差し込めば完成です。
- 幅 60cm
- 座面高さ 42cm(HIGH)/37cm(MIDDLE)/32cm(LOW)
- 高さ 94cm
- 奥行き 66cm
- 耐荷重 100㎏
また、このスゴイッスの生地にはポケットが2種類あります。座った状態で右側面と背面側にあります。右側面のポケットはスマホやなどの小物が収納できると思います。背面側は平たく大きいため、色々入れることはもちろん可能ですが、座った時の背もたれになる部分ですので、あまり硬いものを入れると座り心地に影響が出てしまいますので、便利そうで意外に使わないかもしれません。
ローチェアタイプのアウトドアチェアってコンパクトを最優先にしているためか、意外にポケットがあるものって少ない印象です。こういうちょっとした気遣いがありがたいですね!
最大の魅力:スタイル変更
それでは、スゴイッスの最大の魅力であるスタイル変更についてご紹介したいと思います。このチェアは脚部の長さ変更・収納状態により10パターンに変えることが可能なのです。
次の表がその10パターンになります。表の中の「DOD」の項目はDODオフィシャルページで紹介されているスタイルです。実際に座った感じの写真などはオフィシャルページを見てもらうのが一番分かりやすいと思いますので、そちらをご参照ください。
スタイル | 前脚 | 後脚 | 備考 | DOD |
---|---|---|---|---|
ロースタイル | LOW | LOW | ローテーブルと相性抜群 | 〇 |
ミドルスタイル | MIDDLE | MIDDLE | ローテーブルでもハイテーブルでもOK | 〇 |
ハイスタイル | HIGH | HIGH | ハイテーブルと相性抜群 | 〇 |
リラックススタイル | HIGH | MIDDLE | 後ろに少しもたれ気味でリラックス | 〇 |
リラックススタイル:低 | MIDDLE | LOW | 座面が低めなので、子どものリラックススタイル | |
ディナースタイル | MIDDLE | HIGH | 少し前傾するのでハイテーブルでの食事に最適 | 〇 |
ディナースタイル:低 | LOW | MIDDLE | 少し前傾するのでローテーブルでの食事に最適 | |
焚き火スタイル | 収納 | 収納 | 座椅子的なグランドスタイル | 〇 |
星空スタイル | HIGH | LOW | 空を見上げるのに最適 | 〇 |
??? | LOW | HIGH | かなり前傾なので使うことなし? |
この脚部のHIGH-MIDDLE-LOWの切り替えについてですが、アウトドアギアでよくあるロックボタンで調整するタイプです。
最初の写真がLOWの状態、2枚目の写真がMIDDLEです。ボタンを押して中のパーツをスライドさせて次の穴にボタンを出すタイプですね。4本とも同じ構造になっているので、左右で違う長さでセッティングすることも可能になってしまいます。無いとは思いますが、普通に危険なのでそれは行わないように注意してください。
このボタンで長さを調節するタイプのギミックは、気を抜くとついつい指の皮を挟みがちです。子供が触るときなどは特に注意が必要ですね!
座り心地は?
アウトドアチェアで最も重要な部分です。あくまで私個人の意見にはなりますが参考にしてください。
まず、幅が60cmあるのもあり広めの設定です。生地の張り具合も割と緩めなのもあり、結構ゆったりと包み込まれる感覚になります。私自身が170cm・67㎏ぐらいの体型ですが、窮屈に感じる感覚は薄かったです。ただし、やはり分類上はローチェア寄りですので、ハイバックチェアのように背面が全面にあるわけではないので、頭を支えることができない分、完全にリラックスと言う訳にはいきません。
ただ、最大の魅力でもある脚部の長さ調整ができることもあり、自分好みのスタイルに変更できるため、使用するシチュエーションに合わせて最適なスタイルにすることが可能です。やはりこのポイントは大きく、ロースタイル~ハイスタイルまでこれ1脚で万能に使うことができます。
リラックスをさらに求めるのであれば、DODから出ている【ヤバイッス】がハイバック+オットマン付属なのでこちらの方がいいかもしれません。ただし、収納状態がそれなりのサイズになってくるので、お手軽に持っていくサイズの椅子では無くなってしまいます。
DOD STORE / 1人掛けチェア
※抽選販売品のようなので、定期的にチェックしてみてください。
DODのご紹介
かなり有名なブランドですので、改めて紹介するまでもないのですが、オフィシャルHPにあるAboutページの紹介文が個人的に好きなので最後にご紹介したいと思います。
Stay crazy
キャンパーはクレイジーだと思う。
だってキャンプすることに意味はない。
衣食住に不自由しない現代の日本で、キャンプする必要はまるでない。
わざわざ快適な家があるのにテントを立てて寝るのは非効率だし、お金もかかる。
クレイジーと言う人がいても反論はできない。でも意味はないから自由だ。
キャンプすることに意味を作ってもいいし、なくてもいい。
格好つけてもいいし、ダサくてもいい。自由に遊ぼう。
Stay crazy to spice up your life.
出典:About – DOD(ディーオーディー):キャンプ用品ブランド
We are in the same hutch.
少し長文になりましたが、この中のキャンパーはクレイジーだと思う。って部分は本当に刺さります。書いてある通り、夏場なんてクーラーが効いた部屋で布団で寝たほうが快眠できますし、トイレ・お風呂・炊事場や様々な面で家の方が快適です。でもキャンプって楽しいんですよね。たまに友人とかに『何が楽しいの?』って聞かれることもありますし、冷静に振り返ると設営や撤収に割と時間も取られますけど、楽しいものは楽しい・好きなものは好き、それだけですよね!
DODは製品のネーミングセンスや価格帯含めて結構好きなんですけど、実はこれが初めてのDOD購入でした。焚き火台=めちゃもえファイヤー、って名前を初めて見たとき『この会社最高!』って笑いました(⌒∇⌒)
と言う訳で、今回はアウトドアチェアの【DOD/スゴイッス】のご紹介でした。収納状態が少し大きめになってしまう難点はありますが、様々なシチュエーションに対応できる万能感(脚部の長さ可変)は流石です。少し広めの座面設定なので成人男性でも窮屈にならずに座れると思いますので、そういう面でも守備範囲の広い椅子だと思います。
是非、アウトドアチェア選択の参考にしてみてください!
購入品
- DOD/スゴイッス
最後までご覧いただきありがとうございます。