自宅のベランダで焚き火用の薪を保管する方法の検討

薪の保管棚

皆さん、こんにちは(^▽^)/

今回は、キャンプでの焚き火で使用する【薪】を自宅で保管する方法について考えてみたいと思います。
薪は現地で購入→使い切り、という方もいらっしゃると思いますし、事前にネット買いなどして必要量を毎回持っていく、という方もいらっしゃると思います。私は後者のタイプで、基本的に自宅から毎回薪を持ってキャンプに行っています。そうなると、当然どこにどのように薪を保管しておくのか、という問題が出てきます。それを今回は考えていきたいと思います。

焚き火を行うにあたり、薪の状態は非常に重要になります。いわゆる【含水率(水分がどれぐらい含まれているか)】が高い状態だと、なかなか着火しなかったり、煙がモクモクでてきたりなど、あまりスムーズに焚き火が楽しめません。立ち木では含水率は50%程度と言われていますし、乾燥薪では20%以下が理想的と言われています。入手している薪の状態によっては20%以上のものもあるかと思います。
そこで、せっかく自宅で薪を保管しているのであれば、保管中に少しでも乾燥することができれば状態の良い薪を増やせるのでは?ということで、薪保管用の棚を自作してみよう!と思いつきました。

では、そもそも含水率なんかどうやって分かるの?って話ですが、水分計なるものが売られています。値段はピンキリ(1000円ぐらいからウン万円まで)あります。おそらく値段によって性能が違うんだと思うのですが、私に性能の違いなんか分かるわけも無く、とりあえず最安のものだけは避けて、2500円ぐらいの口コミの良さげなものを買ってみました。

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私は仕事の都合上、会社で木材の廃材(運搬用のパレットとか)が定期的に出るので、薪に使えそうなものをカットして使っています。元手がかからないのは非常にありがたいのですが、木のサイズ・種類はバラバラですし、状態もピンキリなので、外れを引いたときは着火時点で結構苦労することもあったりします。それもあって薪の状態改善を考えていました。

目次

薪保管用の棚を自作するにあたり検討するポイント

それでは、実際に棚を作るにあたり、検討しないといけない部分は何なのか考えてみました。

  • どこに保管するのか?
  • どれぐらいの大きさにするのか?
  • どのような形状・保管方法にするのか?
  • 家族の了解を得る(これ大事!)

何が最優先かって家族(嫁さん)の了解を得ることですね!これをすっ飛ばすと揉め事の原因になりかねません(笑)
まぁ、ここをクリアしたら実際の保管方法についてを考えていきます。色々とネットとかでも調べてみたのですが、薪を乾燥させるのには「風通し」が重要みたいです。確かに洗濯物も風が当たるところは早く乾きますしね。我が家は庭の無い戸建て住宅ですので、選択肢はベランダか駐車スペースの一角のどちらかです。ただ、駐車スペースは防犯上(薪を盗む人もいない気もするけど)気持ち良くないので、場所はベランダ(2F)に決めました。
※庭付きの広いおうちだったら、小型の薪小屋みたいなの作ってみたいなぁとか妄想しつつ(笑)

次は形状や大きさなのですが、そもそもベランダの隅っこに薪棚を作ろうとしているので、そんなに大きいものは作れません。薪の長さ(大体30cm)が収まるサイズで、キャンプ数回分の薪の量を保管できればいいかなーぐらいでのサイズ感が限界です。そうなると形状としてはよくある棚(直方体の2段ぐらい)ですよね!もともと暇を持て余していての思い付きがスタートですので、何となくの形状とサイズ感を頭に入れたらそのままホームセンターにGO!

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ちなみに、今までどこで保管していたかというと、キャンプ用品を置いている部屋の一角に段ボール箱に入れた状態で置いていました。乾燥はしないわ、虫の危険性があるわで何とかしないとなぁとは思ってたんですけどね(^_^;)

ホームセンターでの材料探し

大体の形状とサイズがイメージできたので、早速ホームセンターでの材料探しです。
今回は家の近くのロイヤルホームセンターに行きました。こんな時に便利なのが2×4材・1×4材ですね!色々な接続用のパーツも売られているので、自由に組み合わせがしやすいので、簡単に棚を作ることができます。
※2×4材:38mm×89mm、1×4材:19mm×89mm の断面寸法です。

長さはフィートが基準になっていることが多いのですが、今回購入したのは1×4材:6F(1820mm)の材料です。

  • タテ材→910mm×4本
  • ヨコ材→607mm×4本
  • 奥行き材→303mm×4本

この材料を6F(1820mm)×3本からちょうど取れるので、棚寸法はこれで決まりです。あとは各JOINT部分の接続パーツを購入すれば、買い物は終了です。木ねじは1×4なので19mmを使います。写真の左側の金具がヨコ材を受ける金具で、中央の金具が奥行き材を受ける金具になります。

薪棚-JOINTパーツ

早速DIYスタート!

それでは、購入してきた材料を持って帰ってきて、早速作業開始です。
まずは材料の切断です。ちょうど息子くんとお嬢が暇そうにしていたので、お手伝いしてもらいつつノコギリでギコギコ切っていきます。材料切断が終われば、設置場所のベランダに材料を運んで組み立てを始めていきます。

薪棚-金具の取り付け1

こちらはタテ材にヨコ材を受ける金具を取り付けているところです。一応床面からは少しだけでも浮かしておこうかと考えていますので、金具の高さ分ヨコ材を浮かします。(左端が床面に接する側です)

薪棚-金具の取り付け2

ヨコ材を取り付ける金具を全て取り付けたら、次は奥行き材を取り付けていきます。タテ材を2本つなぐ形になるので、ちゃんと平行になるようにだけ注意が必要です。

薪棚-組み立て

ということで、完成!
本当は斜めに補強材を入れてあげたほうがシャキッとするんですが、薪を置いておくだけなので今回はこれだけにしておきました。子供たちのお手伝い(?)もあったのですが、2時間ぐらいで出来上がりました(笑)

実際に薪を棚に入れてみよう!

薪棚-完成

実際に薪を入れてみましたが、こんな感じの仕上がりです。
今後ですが、多少仕切りとかを入れてみて水分計で定期的に含水率を測定していきたいと思います。その上で含水率の少ない薪から順番にキャンプに持っていけるようになっていけば、焚き火がもっとスマートになる気がします(笑)
※計測結果や乾燥具合の時間経過などはまた別の記事でご紹介したいと思います。

参考にしてみてください!


2022.04.03追記

実際に4か月間ベランダで保管してどれぐらい乾燥が進んだのか計測してみました。

購入品

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