皆さん、こんにちは(^▽^)/
今回はランタンのメンテナンスについてご紹介します。
私はコールマンのガソリンランタン【POWERHOUSE 295】を愛用していますが、内部の掃除を行いつつ不具合なども合わせて見ておこうという事です。やはり日頃のメンテナンスが長持ちの秘訣かと。これからも末永くお付き合いしてもらいたいので、自分でやれることはやってみたいと思います。
…と、偉そうなこと言っていますが初めての分解です(^_^;)
そんな訳なので、休みの日に少しずつギアのメンテナンスなんかをしてみようかと画策しております。まぁ、あくまで素人メンテですし、掃除程度ではありますが、参考にしてください!
Coleman/POWERHOUSE 295
まずは我が家のメインのガソリンランタンから!
こちらは私の親父様から譲り受けた30年近く前のものです。まだまだ現役で働いてくれてます。ガソリンランタンってポンピングとか面倒くさいですけど、LEDの光とは違う優しさありますし、すごいオススメですよ。たぶんコイツが現役引退することになっても、またガソリンランタン買うと思う(笑)
でも実は少し前に故障していたんです。全然燃料を吸い上げなくなって、光らない状態でした。近くのアウトドアショップに修理を頼んで一応直って帰ってきたのですが、その後に家のベランダで使おうとしたら、外側もファイヤー!って燃えだして(汗)
全体がメラメラ燃え出したので結構焦りました…。
修理から帰ってきたばっかりだったので完全に油断していました。
まぁ、原因は多分燃料が漏れてんだろうとは思うのですが…。何もない所からは燃えないし、燃えるものといったら燃料(ガソリン)だけなので、あとはどこが悪いかを確かめるだけです。
まず用意するものは?
このランタンの構造はわりとシンプルなのですが、私も最後まで分解したのは初めてでした。でも、ネットとかで他の人のブログやColemanオフィシャルとか見ながらでも十分出来ました!器用不器用は特に大丈夫だと思います。多少のコツとかはちょこちょこ必要な部分もありますが、私自身は苦労した感じはなかったです。
ただし、分解するには工具がもちろん必要です。最低限あったほうが良いものはコチラ。
コールマン:スーパーレンチ
スーパーレンチって自分で言っちゃう?!ってネーミングですが、コールマン製品の分解には必須工具みたいです。形を見てもらえれば分かりますが、色々なサイズのナットやボルト頭に合うようになっているので、こいつ1本あれば、ほとんどのナット類が取り外しできるようです。
私は今まで持っていませんでした。
メンテナンスをしてない証拠ですね(^_^;)
必要な工具は基本的にこれだけです。
あとはウエスとかサンドペーパーや汚れ取りの薬品とかあれば、って感じです。目的に合わせてサブ的なものを用意するぐらいで、分解に最低限必要なのはとりあえずこれぐらいです。分解自体はナットが外せればいいので、スーパーレンチじゃないとダメなことはないです。通常のスパナとかでも大丈夫です。
早速分解スタート!
まずはポンププランジャー(例のシュコシュコするやつ)から。
今回はこの部分に不具合は無いので、ここを分解する必要はないのですけど、せっかくなので取り外す写真だけでも(笑)
スーパーレンチがちょうどハマる隙間があるので、そこにハメてカチッと少し回してあげるとポンププランジャー自体が抜けます。(抜いた後の写真は撮り忘れていました…。)
次はベンチレーター(頭に乗っかった傘)の取り外しです。
頭のところのボールナットを手で回すだけ。ナットを外すとベンチレーターがスポッと取れます。
次はグローブ(ガラスの筒)です。
ここは要注意です!ただの割れやすそうなガラスです。持ったらわかりますが、『あー割れるヤツ(笑)』って感触の普通のガラス。下の土台に乗っかってるだけなので、上に持ち上げると取れます。
横に置くときも布の上とかに置くとか、蹴とばさないようなとこに置くとか要注意!
グローブを取るとこんな状態です。今回はマントルを交換しないのでここはスルーです。マントルの交換はまた別の機会にでもご紹介したいと思います。
次はヒートシールド(土台みたいなやつ)の取り外し。
ピンで固定されているので、この固定ピンを外してあげると抜けます。ばね板なので、軽く広げてあげれば外れます。
ピンセットとかラジオペンチとか先の細い工具があった方が作業が楽です!
上側のナットはジェネレーター(真ん中に立っている棒)を取り外すためのナットです。こいつを緩めて下側のナットも少し緩めてあげると、ジェネレーターが外せます。ここでもスーパーレンチを使います。
こんな感じですね。下側の薄いナットも外してます。そうするとこの写真のようにジェネレーターが抜けるはず。時間があればこれもキレイにしてあげたいとこですが、今回は不具合発見が最優先なのでパスします…。
ちなみにこれが本体だけを取り出した状態です。
この時、マントルには触らない事!できる限り衝撃も与えない方がいいです。
最初の頃に何も知らずにふとマントル触ったら『あぁ~~!!』ってなりました(^_^;)
バーナー本体を取り外すと、こんな感じです。周りの輪っかはただ乗っかってるだけです。
とりあえず本日の分解作業はここまでです。
私の腕前ではこれ以上の分解は無理(^_^;)
結局不具合の原因は??
一通り分解してみて、各パーツのナットなどに緩みがないかなど触ってみて、特に変なとこは無かった気がする…。せいぜいジェネレーターがススで真っ黒だったことぐらい?と言う程度でした。
(ショップに修理をお願いしたばかりでしたし…。)
ここ?
ジェネレーターの根本(というか中)にフックのようなものが見えます。どうやらここが原因だったみたいです。ここがちゃんと引っかかって無かったので、上手くガソリンが吸い上げられなかったようですね。組み立て直すときは、フックがあるから普通に引っかけて作業を進めましたけど、実はここがキモだったみたいですね。後でネットで調べていて知ったのですけど、これを引っかけないと吸いあがらないみたいですね。
ショップの修理後に動作確認という事で一応、問題なく光るのは確認したのですが、何かの衝撃?で外れたのかもしれません。
後は同じ作業で組み立てるだけです。ちゃんと綺麗に光ってます。やっぱり良いですね、この光!
と言う事で、メンテナス終了!
最後に驚愕の事実が…!!
あとは余ったガソリンを抜いて終了です。ランタンを傾けて直接トポトポと抜いても良かったのですが、しばらく点灯していたのもあり、まだ本体が熱かったので、コイツを今回は使ってガソリンを抜いてみたんです。
結構前から持っていたんですけど、実は使うのは初めてでして…。
ポンピングすると、その圧力を利用して中のガソリンを吸い上げてくれるのですが、たまたまガソリン缶に差していたホースが揺れて抜けちゃったんです。そしたらガソリン缶の上のところにガソリンがドバーってこぼれちゃって。
はい、その写真です。
ん?なんか茶色い物体が…。
触るとジャラっとしてる…。
もしかして…。
_| ̄|○ il||li
錆だ…。
気づかなかったけど、いつからだろう。
ジェネレーターもちょっと曲がったりして結構ボロボロだし、リアルに買い替えも考えないと駄目かなーって寂しくなっちゃいました。メンテナスは本当に大事ですよね。いつまで元気に光ってくれるか分からないけど、今まで以上にコイツを大事にしようと思った1日でした。
修理をお願いしたショップの店員さんと話しをしていた時も、『きっちりメンテナンスしていれば長く使えますよ!』って言われてて、『唯一買い替えを考えないとダメなのが燃料タンクの錆ですかね?』なんてアドバイスをもらったばっかりでした。
まさにその燃料タンクの錆…。
いやー凹んだ…。
購入品
最後までご覧いただきありがとうございます。